2024年3月12日、神奈川県鎌倉市にある鶴岡八幡宮が、宗教法人「神社本庁」を離脱することが公表されました。
鶴岡八幡宮が神社本庁を離脱すると、どういった影響があるのでしょうか?
離脱理由や、離脱によるデメリットなど、調査していきたいと思います。
鶴岡八幡宮が神社本庁離脱
日本三大八幡宮の1つである、「鶴岡八幡宮」。
遠足で行ったことのあるという方も多いのではないでしょうか?
そんな鶴岡八幡宮が、宗教法人「神社本庁」から離脱すると、公表されました。
ポイント
- 2024年3月7日離脱通知
- 正式離脱には数ヶ月かかる
ということです。
離脱理由は?
離脱を知らせる通知文書には、離脱する理由などの明記はなかったようです。
しかしながら、昨今神社本庁に関する報道で、
参考
- 神社本庁の傘下組織「東京都神社庁」幹部の横領
- 宗教離れに対する具体策の提案などは無し
- 神社本庁の職員宿舎の不動産不当売買疑惑
など、神社本庁に対する不信感が募る報道が多くされています。
こうした背景もあり、上納金を払ってまでして神社本庁に加盟しているメリットを、鶴岡八幡宮が感じなくなったという可能性もありそうですね。
あくまで、推測になりますが、上記の報道が全くの無関係であるとは思えませんね。
神社本庁とは
そもそも、神社本庁とはどういった組織なのかを解説していきます。
神社本庁とは、1946年に発足した宗教法人になります。
日本にある約8万社の神社うち、なんと7万9000社以上の神社が加盟している、日本最大の「宗教法人」となっております。
具体的な神社本庁の役割や活動内容で掲げられているのは、こちらです。
神社本庁の役割
- 神社の管理と指導: 神社本庁は、神社の建築や修復、運営管理などの指導を行い、神社が適切に管理されるように努めています。
- 神道の普及と啓蒙: 神道の教えや信仰を広めるため、神社本庁は各地域で神道に関するイベントや啓発活動を行います。
- 神職の育成と指導: 神社での神職や巫女などを育成し、神道の伝統や儀式を正しく継承するための教育を行っています。
- 神道の儀式や行事の運営: 神社本庁は、神道の重要な儀式や行事の運営を行い、それらが伝統通りに執り行われるように管理します。
- 法的な管理: 神社本庁は、法的な規定や手続きに関するサポートを提供し、神社が法的な問題に適切に対処できるように支援します。
神社がきちんと運営されているか、統括する立場の組織なんですね。
神社本庁に加盟することで、伝統継承のサポートや法的な手続きのサポートなども行なってくれるようです。
また、神社本庁に加盟しているということによる「信頼や認知」を受けられるというのも、加盟するメリットの1つに挙げられるでしょう。
神社本庁を離脱するとどうなる?デメリットは?
鶴岡八幡宮が神社本庁を離脱するというニュースが報じられ、離脱したらどうなっちゃうの?と気になった方も多いのではないでしょうか?
調べたところによると、神社本庁を離脱しても、特に鶴岡八幡宮が大きく変化をするということは無さそうでした。
鶴岡八幡宮は、全国でも屈指の有名神社なので、加盟してようがしていまいが、参拝客の数に影響はないと思われます。
それに、大きな神社なので、神社本庁のサポートがなくても、法的な手続きなども独自でやっていけそうです。
企業などに当てはめて、わかりやすくいうと、
ポイント
鶴岡八幡宮が独立した
という感じでしょうか。
小さい歴史の浅い神社などであれば、神社本庁を離脱することにより「信頼」が無くなるという世間的なイメージダウンといったデメリットもあるかもしれませんが、鶴岡八幡宮ほど有名であれば、問題なさそうです。
神社本庁を離脱している神社
神社本庁を離脱している神社はこちら。
離脱神社
- 金刀比羅宮
- 鎌倉宮
- 靖国神社
- 伏見稲荷大社
- 日光東照宮
- 気多大社
- 白崎八幡宮
- 梨木神社
- 新熊野神社
- 富岡八幡宮
ここに、手続きが完了次第、鶴岡八幡宮が加わることになるんですね。
鶴岡八幡宮離脱まとめ
以上、『鶴岡八幡宮が神社本庁離脱でどうなる?神社本庁についてやデメリット理由を調査!』と題して、神社本庁についてや、鶴岡八幡宮が離脱した理由など考察させていただきました。
有名な神社の離脱となると、神社本庁側のデメリットの方が大きそうな感じですね。
昨今では、神社本庁に関するネガティヴな報道も多いので、今後独立していく神社も増える可能性もありますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!